CONCEPT– ゆいやわすの想い –

ゆるやかに、結んでゆく。



こんにちは。「ゆいやわす」の上原ゆいです。

2022年、私たち家族は熊本県津奈木町(つなぎまち)に移住してきました。
夫婦ともに熊本県出身ではありますが、津奈木町自体には元々縁もゆかりもありませんでした。
それでもこの町への移住を決めたのは、豊かな自然や環境の良さ、おもしろいスポットがたくさんあること、そして何より、ここで暮らす人々の温かさに触れたからです。
私自身が田舎で生まれ育ったこともあり、「やっぱり田舎で暮らしたい」「子どもたちに幼少期を自然豊かな環境で過ごしてほしい」という想いもありました。

移住と同時に、以前から興味のあった「地域おこし協力隊」に運良く採用され、私は『つなぎFARM』の推進を任されることになりました。
つなぎFARMとは、農薬や肥料に極力頼らない環境配慮型の農業を推進する町の取り組みで、その根底には水俣病の教訓があります。
活動を続ける中で見えてきたのは、農産物の販売窓口が不足していること、そして認知度がまだ低いということ。
そこで、つなぎFARMの販売窓口となる存在を目指し、立ち上げたのが「ゆいやわす」です。

事業の立ち上げにあたり、屋号をどうするか悩んでいたときに出会ったのが、「結い和す(ゆいやわす)」という古い言葉でした。

―― 結いとは、つながり。
和すとは、人と人だけでなく、人と自然、人と天体、自然のあらゆるものがお互いに尊重し合い、ただ平穏に共生する。
生きとし生けるものが認め合い、繋がることを表す大和言葉。

この言葉に出会った瞬間、自分がこの土地で何をしたいのか、すべてが繋がった気がしました。

農産物の販売を通して、津奈木町の魅力をたくさんの人に届けたい。
そして、津奈木町と誰かをつなげていきたい。
でも、栽培方法の違いで何かを差別したいわけじゃない。
子ども、大人、地元の人、移住してきた人、訪れる人…
そこには多様な人がいて、それぞれの感じ方や考え方があっていい。
無理に同じ方向を向いて結束しなくても、ただお互いの存在を認め合うだけでいい。

「ゆいやわす」は、異なる価値観や立場の人たちが、ゆるっと繋がれる場所でありたいと思っています。
そこに行けば、その繋がりがあれば、誰もがホッと安心できる。
そんな居場所づくりや活動を目指しています。



ゆいやわす代表 上原ゆい